本災害に際し、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。

このお盆に平成30年7月豪雨災害地の1つである岡山県総社市を訪れました。
ボランティア活動の冒頭には、片岡聡一総社市長より激励とお礼の言葉をいただきました。

まだまだ多くの支援が必要だと実感しましたし、多くの方がボランティアを経験されることで、今後の備えになると思いました。

特に設計者は、多くの公共施設で、防災拠点として、備蓄倉庫や自家発電設備をはじめ、多種多様な対策を計画しています。しかし、実際の非常時に、現状の配置・動線計画で、備蓄以外の救援物資の仮置き場や時間の経過とともに変わる必要物品の移動はどうするのか?救援隊やボランティアへの指示出しは何処で行うか?など考えが不十分であるように思います。

先日から話題のボランティアのプロフェッショナルである尾畠春夫さん曰く、

1.ボランティアを出来ない人はいない

2.ボランティアが直接できない人は、寄付をすればいい

3.お金がないから寄付ができない人でも、心を寄せることはできる

3つのうち、どれか1つは誰もができることだと思います。

援助物資を移送する軽トラの助手席に乗られた会社員の方は、新潟県中越沖地震(2007年7月16日)、東日本大震災(2011年3月11日)などでもボランティアに行きたかったが、当時は、そこに行くまでの交通費が出せなかったので、断念した。今回、やっと来ることができた。出掛ける前に奥様からは、「ボランティアに行くぐらいなら娘の世話をして欲しい。」と言われ、お嬢さんを寝かしつけた後、夜中に大阪から出て来られたそうです。

あなたには、何ができるでしょうか?

少なくとも上記の3つを実践すると、計画を効率的・効果的に見直せるのではないでしょうか?